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旅するねこ毛

ドキュメンタリーなんて信じない

ドキュメンタリーなんて信じない
カメラはそこでまわってるんだぜ

斉藤和義「ウナナナ」


昨日久々にテレビを観た。

夫がとりあえずってことでつけていたのだけど
たまたまその番組でチャウシェスクのことを
取り扱っていて、食い入るように見てしまったのだ。
テレビをあんなに見たのは久しぶりだったかも。

私にとってテレビというものはストレスの元になる箱で
知りたくもない情報が垂れ流され、見たくもない人たちを
見せられ、イライラしちゃう・・・というものでしか
なかったのだけども、昨日の番組はおもしろかった。
テレビってやつ、悪くないかも?と少しだけ思う。

だけど最近のテレビってあれですかね
衝撃の映像はコチラ!ってうつすまえに
なぜあんなにじらしますかね
さぁ見れるぞ!と思ったらコマーシャル・・・
そしてコマーシャルが終わり、今度こそ見れるぞ!と
思ったらだいぶ前までまき戻してそこから見直し・・・

けっこう辛かったっす。


テレビってやつは、真実を映し出さない、ということを
知ったのは阪神大震災のとき自分が実際に被災地に
いて、現実はここにあるのに、テレビはなぜこんな
放送をするのだろう、と思ったのがきっかけ。

あの震災では沢山の方が亡くなられて
今でも傷がいえていないご遺族の方もいると思う。
確かに一生忘れることのできない出来事で
思い出したくないことの一つでもある。

あのときにテレビでは悲しい場面、壮絶な場面ばかりを
多く流した。
ここでは書かないけれど、こういう現実もあって
こうだったんだよ、と思う私がそこにいた。

テレビは、鏡のようなものだと思う。
視聴者の望むものを映し出す。
普通なんてつまんない。
よりドラマチックに、悲劇的に。
ありのままを映し出しても、それはつまらないからだ。


同時多発テロのときでも。

ビルが崩壊する映像を流し悲しみにくれる国民を
テレビは映し出す。
そのあとにカメラに舌を出して喜んでみせる女性の姿。
その映像を覚えている。
とても衝撃的だったから。
何に、誰に対して怒っていいのかわからないし
今でもその答えは出ない。
だけど、何をしているんだ!とそのとき
私は怒っていた。


のちにその喜んでいた女性は
カメラマンに「カメラに向かってそういうことをすれば
お菓子をもらえるといわれたからやった」ということが
報道されていた。

そういうことか、と情けなくなる思いと同時に
これももしかしたらガセかも知れないな、という思いもある。

善と悪が共存しているように
物事にも必ず裏と表がある。

最後に選ぶのは自分。
自分の勘を信じるしか、道はないのだ。

だから、テレビは怖い。
報道の世界は怖い。

真実は、どこへいった?
どこにあるのだろう。
by tidakapa-apa2006 | 2010-01-21 10:32 | どうでもいいこと
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どうせ迷路なら          笑って行こうぜ       

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