う~ん・・・これは難しいな。
どう受け取ればよいのか。
そもそもメッセージ性なんてないのかも知れないけど。
伊坂幸太郎さんの「あるキング」
私なりにひとことで言えば
王になるべくして生まれた天才野球少年の伝記のようなものか。
私は野球が嫌いだし、スポーツものにももともと関心がない。
そういう意味で読みすすめるのはちょっと辛いものがあったけれど
途中から無我夢中で読んでしまった。
ちょっとファンタジーも入っていて、今までの伊坂作品とは
異なる本作。
王の悲劇・・・王を取り巻く環境の微妙な少しづつのズレ。
私はそういう部分がたまらなく不快で(悪い意味ではなく、小説を読んでいくには
必要な感情かな?)ちょっとつらかったかも。
小説としては、おもしろいな、と思ったけれど
伊坂ワールドを求めている人には「あれ?」という違和感があるかも。
王は幸せだったのかなぁ 野球さえできれば本当にそれで
良かったのかなぁ。
先日、クライアントの男子に
「アパさん 僕先にお昼行かせてもらいますね~
何か雑誌とか持ってます?」と聞かれた。
「雑誌 色々持ってますよ 読みます?」と答えると
「あ~でもやっぱ女性誌ですよね 読むの恥ずかしいかな でも
読んでみたいな」とその男子。
たまたま持っていた雑誌は
・Tarzan
・ブルータス
・KAWADE夢ムック 中島らも
・ダヴィンチ
こんなんですけど・・・と見せると
男子は言った。
「アパさんって・・・見た目と違って意外なん読むんですね
ターザン・・・ブルータス・・・」
「普通女の子ってこういうの読まないですよねーハハ」と男子。
「いや~どうでしょう でもお昼に読むなら女性誌より読みやすいと
思いますけど どうでしょう 体作りにターザンでも」と無理やり
渡してみた。
その男子はきっとかわいらしい女性誌を読んでみたかったのかも。
ごめんなさいね いつもはファッション雑誌も持ってるんだけど
その日はたまたまこういうメンツで。
・・・しかしどんなイメージに変わってしまったんだろ ワタシ(笑)