ふぅ~
久々にイッキ読みした本。
凍える牙/乃南アサ
この人の作品を読むのは今回が初めて。
深夜のファミリーレストランで突然燃え出す男。
冒頭からものすごい衝撃的な内容で
そこから止まらず最後までイッキに読み進んだ。
音道貴子という女性刑事が男社会の中で
闘う姿も良かったけれど、私は物語の中に出てくる
オオカミ犬の疾風に心を惹かれた。
最後は辛くて涙でかすみ、読むのが困難なほど。
正直後半は事件そのものよりも、疾風のほうに
話が展開してしまい、なかば強引に話がすすんでしまっているような
印象も受けたが、それはそれでよしとしよう。
詳細は省くが、このオオカミ犬の疾風・・・
私もこんな犬に出会ってみたい!と思ってしまった。
実際飼うことなんてできないし、しつけも難しいことは
わかっているからあくまで夢は夢のままで、なんだけどね。
動物の出てくる話は悲しいものが多いので
基本的に読まないようにしてるのだけども
この話はどんな内容なのかを全く知らずに読んでしまったので・・・
思っていた通り、最後はとても悲しいことになってしまったけれど
それでも読んでよかったな、と思う。
犬って賢いんですね。
主人に忠実で裏切らない。
犬より猫!の私だけど、犬って・・・いいなぁと
疾風を知ってちょっと胸がキュンとなってしまったのあります。
まぁ疾風は特別なんだけどね。
キュンとしたい方(最後切なくなるけど)
ドキドキしたい方 ひとことで「おもしろい、良い作品」でしたよ。