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旅するねこ毛

ステロイド再開

コンディションとしては、安定しておりますが
食欲不振が続いております。
食べてもほんの少し。
自ら食べることがないので無理やり口元へ
持って行き、なんとか舐めてもらうということを
一時間おきくらいに繰り返し、2グラム舐めてくれた!とか
そういうことの積み重ね貯金で、なんとかなっているという状況です。


1/5より自宅での点滴を開始したので脱水症状は
何とかまぬがれていますが点滴では栄養が取れません。
シリンダーでの強制給餌はしないと決めています。
一度試しましたが、じーさんがこの世の終りというくらいに
嫌がるからです。普段薬を飲ませたり通院や注射で
じーさんの嫌がることばかりをしているので
強制給餌だけはしないと決めました。

強制給餌がなくなったら餓死するかも、と言われたとしても
食べたくない、と意思表示をしているのです。
その時が来たら諦めるつもりです。
今のやり方はじーさんの口元に運んで嫌そうに
顔を背けたらすぐ諦めます。

でも一時間後にまた持って行くと、私のしつこさに負けて?
ペロ・・・と舐めてくれたりします。
それでいいのです。こんなことで少しでも食べてくれるなら
何度だって繰り返します。


でも不思議なのは元気そうにしてくれているということ。
一緒に布団で寝てくれるし時々腕枕の大サービスもあります。
目力もあります。

気力だけでつないでいるのかな。


それでも点滴だけで命をつなぐのは限界があります。


そこでふと思いました。
休んでいるステロイドを再開してみたらどうだろうかと。

12/28にロムスチンを飲ませた際 ステロイドをお休みすることにしました。
今までの抗がん剤はステロイドとセットでのプロトコールだったので。

ロムスチンは教科書がなく、単独で使っても、ステロイドを使っても
どちらでもありだと思うとのことでどうされますかと聞かれました。

迷いましたがステロイドやめますと答えました。

ずっと続けているステロイドを少しお休みするのは
じーさんも私たちもお互いストレスを軽減できるかもと
思ったからです。
ステロイドを飲ませるときにちゅーるに混ぜて飲ませるのですが
食べたくない状態のじーさんになめさせるのはいつもかなり苦労します。
人差し指第一関節分くらいのちゅーるにステロイドを混ぜて
口元へ持っていきますが顔を背けて暴れて嫌がるので・・・

でも心を鬼にして、ごめんね!!と言いながら唇や鼻先に
塗りつけると気持ち悪がって舐めてくれるので
それを薬が入るまで何度も何度も繰り返します。

じーさんの嫌がる顔を見ながら、こちらも心が完全に折れてしまい
ステロイドの時間が来るとかなり落ち込んでしまうんです。
泣きながら飲ませることもあります。
今日が終わってもまた明日がある・・・と思うと
気持ちが沈みます。
双方にダメージが残るんです。
じーさんなんかちゅーるを指先につけた私を見ると
目をそぼめて、耳を後ろにキュッとするくらい嫌がってますんで。


そんなことがあり、ロムスチン自体が強烈なので
ステロイドを休んでみてもいいかもという決断をしました。

点滴にはプリンペランも入れていただいたので
食欲戻りますようにと願いを込めて・・・


しかし食欲不振が続き、このままでは衰弱して
ガンに負けてしまう、と思いました。

そこで休んでいるステロイドを再開してみるのは
どうでしょうかと先生に相談してみました。


食欲を増進させる効果も個体によってはあるみたいだし
再開しても何の害もないですし試してみましょうかとのこと。

よし!辛い作業だけど、試してみよう!
ステロイドを再開して二日目の今日・・・

これが、大当たりだったのか?
タイミング的にじーさんの食欲が増進する日だったのか?

こればかりは分かりませんが、じーさん なんとまぁ
カリカリをがつがつ「うまいうまい」と食べてくれたんです。

びっくりしました。
いつも私たちが口元へ運んでようやく食べてくれていたじーさんが
自ら歩き、食べに行くのです。

もうこんな姿見られないと思っていたのに
本当にすごい猫です。

動物の生きようとする姿はすごいですね。
あるがままの姿です。
末期ガンなのに、まだ頑張ってくれている・・・

先日も先生に
覚悟はしておいてください・・・と言われたばかりなのに。

まだまだ頑張りを見せてくれているじーさんです。

じーさんが生きることを諦めないから
私も、じーさんを諦めません。

わずかでも可能性があるなら、私は諦めません。

どうか、闘病中の飼い主さんも
諦めないでくださいね。

私の行っていることは一日一日を延ばす延命でしかないけれど
じーさんを見ていると、今までにしてきた選択は間違っていなかったかも
と思っています。
だって、こんなにおいしそうにがつがつと食べてくれるんです。


じーさんは夫のことが大好きで、夫と一緒にいたがり
私のことはどうでもよさそうなんですが(笑)
それは全然構いません。片思いでもいいのよ~

でも、闘病生活に関しては私の勝ちです。

私の、このしつこい性格、疑い深い性格、細かい性格
これらすべての負の(笑)パワーだけで、前に進んでいると思います。

夫は、治療に関しては専門家が一番分かっているのだから
すべて専門家に任せておけばいいという考え。

私もそう思います。
難しいことは何一つ分からないし、何度説明受けても
理解できないことが多いくらいの知能の低い私ですので。
でもじーさんのことを一番分かっているのは
先生ではなく私です。

そんなじーさんの専門家である私が
あらゆる可能性、方向から見てもらえるよう
相談をして何が悪い?と思います。
そうすることで嫌がるような病院ならばいりません。
大切な命を少しでも長く、楽に過ごさせてあげたいと
ただそれだけで今動いています。


ステロイド処方してもらいに行って良かったな~!!
頑張ろう自分!

じーさんにはもう頑張ってとは言いません。
ただ、そばにいてほしいなとお願いするだけです。





by tidakapa-apa2006 | 2017-01-09 09:46 | ネコ
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どうせ迷路なら          笑って行こうぜ       

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