旅するねこ毛

本当に最後の血液検査

今日の記事も長くなります、よろしく。


じーさん3/31が最後の通院のはずでした。

が、その後食欲が復活し、なんとジャンプする元気を
見せて、おしゃべりも沢山してくれたじーさん。

ここで私はまた迷いました。

というか、先生にエスポーを入れても効果がない、と
言われ、諦めがついたはずなのにどこかでモヤモヤが
残っていたのだと思う。

このままだったら、どうしてあの時もう一歩踏み出さなかったのか、
もしあの時、相談していれば・・・と絶対に後悔するというのが
分かっていたので、思い切って先生に相談することにした。


相談内容というのは。


この数日のじーさんを見ていて、貧血が危険レベルに達しているような
状態の猫にはどうしても見えない。
食欲だってあるし、ジャンプもしてくれている。
これが、じーさんの最後の力を振り絞ってくれての元気なのか
もしかしたらエスポーがじわじわ効いているのではないかと
いうどちらかを知りたい。
先生はエスポーはじーさんには効果がなかったとおっしゃったが
エスポーは効果が出てくる期間に個体差もあると思うし
何事も100%というのはないと私は思っている。
先生のおっしゃることを疑う気持ちは全くないが
あくまで可能性として、もしもこのじーさんの元気が
貧血の改善からくるものであれば、それはエスポーが効いたということ。
だったら、もう一度エスポーに賭けてみたいと思っている。
これが、じーさんの最後の踏ん張りでの結果であれば
もう、やれることはやったし、先生にも最善を尽くしていただいているので
治療に関して、思い残すことはない。
あと一度、お付き合いいただきたい

というようなこと。

もし、エスポーが効いてくれていたら
じーさんがもっと楽に穏やかな時間を過ごせると思ったのだ。

先生はゆっくりと話を聞いてくださり、
そうですね^^分かりました。ではもうちょっとだけじーさんに
頑張ってもらって、血液検査しましょうか^^と言ってくださった。
電話での相談だったのだが、その瞬間涙が出た。

なんで、こんな素人の意見を真剣に受け止めてくれるのか
エスポーは意味がないって先日言ったでしょ、などと
言うことも可能だったはず、出来ることはもうないですと言われても
仕方がなかったはず。

それなのに、こちらの先生は、じーさんだけではなく
飼い主にも寄り添ってくれて、納得いくまで付き合ってくれる。

期待を胸に、採血に。


3/31のデータ
白血球数 12.49
赤血球数 2.65
ヘモグロビン 4.4
赤血球容積率 14.5
血小板 68


※費用
診察料 血液検査  点滴セット、薬処方等で7668円
往復タクシー代2000円


4/5のデータ
白血球数 7.70
赤血球数 2.49
ヘモグロビン 4.1
赤血球容積率 13.4
血小板 54


※費用
診察料 血液検査 点滴セット、薬処方等で7290円
往復タクシー代2000円


ダメでした。
白血球の数もグンと減っている。

「このデータが間違ってくれていたら、と心から思います」と
悔しそうに悲しそうに見せてくれた先生。

見た瞬間、すぱっと諦めることが出来た。


先生に訊ねる。

貧血の値も白血球も血小板も・・・かなり厳しい状況だと思うのですが
ではこの元気はじーさんの最後の踏ん張りということですよね?

そうだと思います

最後にもう一度聞きます。
じーさんに何かしてあげられることはありますか?


最善を尽くしましたので・・・申し上げにくいのですが
出来ることはすべてやりました。
お力になれず申し訳ありません。

と先生。


おそらくじーさんはこれが先生に会う最後だと思ったので
「今まで本当にありがとうございました。最後まであきらめず
じーさんとの残された時間を過ごしたいと思います。
これが最後になるかと思いますが、最後が元気な姿のじーさんで
良かったです^^」とお別れ。

先生、涙目になっているように見えた。


私はよくじーさんのことでいちいち電話で先生に相談を
していた。

いつも忙しい病院なので診察が終わってから
折り返しの電話をいただいていたのだが
そのことについて先生が

いつもお電話くださっていたのに、お待たせしてばかりで
すぐに対応できずすみませんでした、

などと謝ってくださるのだ。

なんて、優しい先生なのだろう。

先生にじーさんの最後の挨拶をすませ、出ていこうとすると
いつも診察の時は私に任せて黙っている夫が突然

「もし、この子がこういう状況に陥ったら連れてきた方が
いい、というようなことはありますか?」と聞いた。


先生は言いにくそうに

してあげられることは、もうないので・・・
そういう状況がおとずれた時点で・・・
こちらに連れてくることがじーさんを苦しませることに
なりかねないので、あとはもうご自宅で見てあげたほうが
いいと思います。
ただ、状況的にどうしても家で見てあげるのが辛いですとか
見ることが出来ない、等のことがありましたら
当院で、僕やみんなでじーさんを見ることは出来ますので
その時はご連絡くださいとまで言ってくださった。


本当に、本当に。
じーさんの闘病生活はおしまい。
もう来ることはない診察室、乗ることもないタクシー
入ることもないキャリー。

その日にじーさんに説明した。

長い間、ごめんね チックンもタクシーもキャリーも
嫌だったよね、もう絶対こんなことはないからね
あとはずっと一緒におうちで過ごそうね。


それから。

ゆっくり食欲が落ちてきて。
昨日はトイレに行く途中何度もよろめいて倒れこんだ。
貧血でフラフラなのだろう。
それでも大好きな夫が帰宅すると、ゴロゴロを鳴らし
一生懸命ニャッニャッと話しかけていた。
何を言っているのだろう でもじーさんはずっと夫を目で
追う。
夫もずっとじーさんに話しかける。


夫は昨日、突然嘔吐した。

病院から帰ってきて、急に具合が悪くなってしまって。
熱もないし、風邪でもない。
否定していたけど、じーさんのことがショックだったのだと思う。
いつも病院に行くのはほとんど私で、悲しい結果も
直接先生から聞くことがなかったのでいまひとつ現実として
受け入れることが出来なかったのではないか。

でも先日行った際に、じーさんとのお別れが近づいていることを
聞かされ、参ってしまったんだと思う。

ずっと、夫のことを、どうしてもっとじーさんを見てあげないのかと
思っていた。
それは大きな間違いだったんだね。
夫は考えないように、逃げてきたのだと思う。

じーさんはホント、なんで?というくらい小さい頃から
夫にべったりな猫だった。

夫がいたらそれでいい、とすら思ってるように見える。
かなり悔しいけど、私は片思いでもいい。
じーさんがずっとずっとそばにいてくれたらそれでいい。


だけど、このごろのじーさんを見ていると
これは、突然その日が来るかも知れないな、と感じるようになっていた。
ほとんど寝ずに見ているけど、目が合うたびに
良かった 生きてる、と思っている。

この世に神様が本当にいるのならば、どうかじーさんを
まだ連れていかないでください。
それが難しいならば、せめて何の苦しみもなく
そっと旅立たせてやってください。
苦しいのは全部私がもらいます。


3月28日のじーさん。

わしはここにいるとおちつくんじゃ~
a0091291_09364749.jpg





今までじーさんと書いてきましたが。

じーさんの本名は「太助」と書いて「たすけ」と読みます。
たーくん、たーちゃん、タス などとよんでいます。

じーさんがチビだったころ。

どんな名前にしようか~

候補は「大吉」←焼き鳥の大吉が好きだったので^^

うーん そうだねー
でもほかにはないかなー

当時よく行っていた居酒屋で「太助」という店があって
店名の由来について「いっしん太助」から来ていることを知りました。

江戸時代の魚やさんでいっしん太助という義理人情に厚い男。
実在するかどうかは別にして、そういうことが書いてあって。

ねぇ太助でいいんじゃない??
なんかこの泥棒ヒゲ(口周りの模様)とかイメージにぴったり。

そんな理由で決まりました。


私と夫の最愛の猫は太助といいます。
小さい頃から大切に大切に育ててきました。
夫と同棲時代、ワンルームのアパートでエアコンもない部屋で
一緒に暮らしてくれました。

ゴキブリが出る部屋だったので、帰宅したら
ゴキブリを食い散らし「どう?」といつも得意げな顔で
見せてくれていました。

結婚して、新しい部屋にもすぐ順応してくれて。

ばーさんを私が保護してきたときすごく嫌がったよね。
でも優しい優しい子だから、受け入れてくれて・・・
なのに、ばーさんはいっつもたーくんをいじめて・・・

ごめんね。

でも、ごめんねよりも、今はありがとう、と言いたいです。


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by tidakapa-apa2006 | 2017-04-07 09:37 | ネコ | Comments(2)
Commented by umi_bari at 2017-04-07 09:51
最後の検査だったとしても、これからは数値を気にせず、太助じーさんの、様子だけに集中するだけですね、じーさんも、それを望んでいるでしょうね。お父さんもお母さんも偉いです、凄いです。そして太助じーさんが、やっぱり一番頑張って来ましたね、バグースです。じーさん、フェニックス、またガツガツ食べて冷蔵庫に乗りますとも。アラック、京都へ行って、前回の投稿に気がつきませんで、すいませんでした。
Commented by tidakapa-apa2006 at 2017-04-14 17:16
☆アラックさん★

そうなんです 数値を知ることでじーさんがどれだけ
しんどいのかを思ってあげることは出来るので知りたくないと
言えばうそになります。でも知ったところで何もしてあげることが
出来ないですし、じーさんはそんなこと望んでないと思うんですね。
血液検査にかかる費用を少しでも他の猫さんたちに役立てることが
出来たらと思います。

京都は楽しかったようですね^^
ゲストハウスもなんだかアジア放浪を思い出し、
懐かしい気分になりました。
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