旅するねこ毛

ばーさんとの関係

ラプロスをやめて、数日経過
ばーさんとの関係は少しだけ、
修復されたような気がします。

近づいても逃げなくなりました。
薬を上げているときは近づいただけで耳を後ろにきゅっと
まげて、腰もおとして逃げていたんですよね。

もともと抱かせたりしない猫だし
コミュニケーションは普段からあまりとれない
だから、薬をあげるようになってさらに距離が出来て
辛かったのですが、少し落ち着いてきて
良かったなと思います。

冬になると、太助がいつも寄ってきて
私達を温めてくれた。
今年、太助がいなくなって初めての冬。

寂しいなぁ。

ペットがいなくなるそれは、
家族がいなくなることより、はるかにつらく
堪えるというのをよく聞きます。

本当にそうだと思う。
いや、人によって違うと思いますよ そりゃ当然。

でも私にとっては太助を失ったことは
何より辛い。

ほんといつまでうだうだ泣いてんでしょうね。
生き物なのだから死なない方がおかしい
逆に不老不死なら怖いって。

分かっているんだけどね。

普通の生活でいつまでもこんなにペットの死を
引きずってられるとうっとおしいだろうし。
だから口にはしません。
ケロッとしています。

自分のブログくらいは本音でいいじゃないかと
そう思っています。



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# by tidakapa-apa2006 | 2017-11-21 07:30 | ネコ | Comments(4)

ラプロスやめました。

散々悩みましたが、ばーさんもあと何年生きるか分からない
少なくとも我々より短い一生です。
その残された短い時間をプイッとされながら
暮らすのもつらいし・・・
やめようか。

話し合い、そうすることに決めました。
散々悩んで悩んで決めたこと
中途半端に始めて、結局やめて
いつだって人間の都合ですね すみません ばーさんや。

でも不器用な人間はこれでも一生懸命悩んだんです。

毎日の投薬は私にもストレスだったから
気が楽になりました。


たーくんが、旅立って5カ月が経過しました。
保護猫に関わるようになって、考える事が増えて
少しだけ前へ進めたような気がしています。

こうやって、人間は歩いていくのだな。


だけど先日深夜に夫がトイレで
「なんで動かないんだよ なぁなんでだよ太助!」と
たーくんに向かって話しかけてる声が聞こえてきました。
おそらく私は寝ていると思ったのでしょうね・・・
写真に向かって言ってたんだろうな。
夫もまだまだ辛いんだなぁ。

祭壇の他にトイレにもたーくんの写真を飾ってあるんです
臭くてたーくんは嫌かも知れないけど・・・
トイレでじっくり会える^^
そう思って写真を置きました。

こんなにも愛しい こんなにも恋しい




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# by tidakapa-apa2006 | 2017-11-06 19:48 | ネコ | Comments(4)

ラプロスをやめるかも知れません。

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何回も載せてるような気がするけど、大好きなたーくん☆
穏やかな、良い表情^^


今日はばーさんの血液検査の日
特に異常はなく、腎不全の進行も見られず。
これがラプロスの効果かどうかは分からないとは先生の弁。
私もそう思う。
ラプロスは新薬だし、期待しているようでしていない。

ラプロス やめようかと思っている。
もともと、私達とばーさんの関係性は微妙な感じで。
たーくんとは気持ちが通じ合っていたし、たーくんは
私達の事が大好きでした 特に夫のことを。
ばーさんが私達のことを好きでいてくれているかというと
正直自信がない。

猫も人間と同じように色んな性格の子がいる。
ばーさんは、ちょっと気難しいんだよね。
そして、なついているようでなついていないような?
よく分からない関係。

もともとそういう関係だった私達の間に「ラプロス」が入ったことで
バランスがさらに崩れた。

ばーさんが私たちを警戒するようになってしまった。
ばーさん専用の猫小屋にこもって出てこなくなる。
ごはんとトイレの時にそーっと出てきて、私たちが少しでも動くと
びくっとして小屋にこもる。
実はもうずっとそういう暮らしが続いている。

出てこないものだから、投薬の際には小屋から引っ張り出さねば
ならず、いやーっやめてーっと叫ぶばーさんを引きずり出し
投薬。非常につらい作業を毎日2回も行っている。

私がもう限界で、夫にラプロスやめないか?と相談。
ばーさんにも負担だし、ラプロス飲ませるようになってから
もともとあいまいだった関係が悪化した、小屋から出てこなくなったことは
大問題だ、と。

夫はばーさんのためを思って飲ませているのだから
続けたい 俺はもう猫が苦しむのを見たくないと。

気持ちはわかるのだけどね。

こういうことは両方の意見が合致しないと何とも言い難いので
今日、先生に相談してみた。

ラプロスが必ず効果があるかといったら、そうとも言い切れないし
何とも言えないので、ばーさんがそこまでになってしまったのなら
無理に飲ませなくてもいいかなと僕は思います、と。

先生はそう言ってくれるだろうなと思ったんだよね
ホントに穏やかないい先生です 太助の闘病中私は
色々失礼なことを言ったにも関わらずこちらの気持ちに
寄り添ってくれる優しい先生。
今日も「その後いかがですか?」と聞いてくださったので
つい、太助への思いを打ち明ける。
まだまだ時間はかかりそうで・・・と。
静かに聞いてくれて、色んなことを思い出し、
その場で泣きそうになったけれど
帰宅まで我慢して、太助の骨壺を抱きしめながら
大声で泣いた。スッキリしたなぁ。


この病院へ行くと、いつも
皆さんがいつまでも元気で幸せに暮らせますようにと
願わずにいられなくなる。

さて、ラプロス。

私は、ばーさんがそこまで嫌がって小屋から出てこなくなるほどなら
もうやめてもいいんじゃないかと思っているので
夫を説得してみようと思う。




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# by tidakapa-apa2006 | 2017-10-25 13:03 | ネコ | Comments(2)

ボランティアとしての資質

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私という人間はボランティアにつくづく向いていないと思います。
出来ることは、後方支援(物資や金銭の寄付、その他)のみ。
ここでは、猫に関わるボランティアに限定して書きます。

色んな猫ボランティアさんの話を聞いたり、活動を知ると
到底私にはできないと改めて思い知らされるのです。

大体皆さん ご自分のところでも猫を飼っておられる。
まずはそこからスタートなんでしょうね。
飼い猫を通じて、色んな猫事情を知り、外の猫に目を
向けるようになる。私はそうでした。

猫ボランティアはいつか終わりが来たらいいなと
思いますが(猫がみんな幸せになったらという意味)
終わりのない、底なし沼です。←もうちっと表現なんとかならんか

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ご自分の猫が病気でも、外の猫を世話しに出かけないといけない状況。
見ていると、みなさん本当に時間がありません。足りていません。

私が、寄付以外でほんの少し、保護猫に関わるようになったのは
たーくんの闘病中真っ只中でした。
そのときはありとあらゆる病気の情報を知りたくて、そして
近い将来必ず訪れる別れについて、
旅立った猫の飼い主さんのブログなどを読んでいた時期。

そんなときにかなりひっ迫した状態のブログを見つけてしまい
たまたまそのときはたーくんは安定したときだったので
夫が家にいるときだけ、手伝いに行くことにしました。
それでも家を空けたのは2時間だったのでたいしたことは
できませんでした。

その頃は一番大変な時で、行くたびに猫が死んでいたり
糞尿から虫が湧いていたり、という惨状でした。

そうこうしているうちにたーくんの容体が悪化し
いっときも目を離せない状態になってしまいました。

保護猫の方も行くたびに、生存確認をするほどの惨状で
様子を見に行く人もおらずみないっぱいいっぱいで
私にも連絡が入りましたが、私は行けませんでした。

皆さん、遠方から来ていて、私が一番近かったのです。
自転車で行こうと思えば行ける距離でした。
それでも、たーくんから離れたくなかった。
夫が見てくれるほんの2時間 留守にすることも可能でしたが
もし、私がほかの子のお世話をしている間に容体が急変したらと
思うと、到底そんな気持ちにはなれませんでした。

ほかの方も、末期の病気の子を抱えたり
目が離せない子がいるのに、来ておられたりしていました。
家にいたいけど、関わってしまったし、ここの猫も
心配だから、と。

それを聞いて、私にはボランティアはできそうにないなと。
私は時間があるならば、できるだけ自分ちの子と
一緒にいたいです。

お金だって、猫のために働いてる人も多いです。
私は、まず自分の暮らしを優先させます。
次に、我が家の猫のための貯金。
そして、次が外の猫のためのお金です。

もう服とかそんなものに関心がないから
今まで費やしていた分を回すことができるので
沢山寄付できるかなと思ったりするのだけど思うようには
いきませんね。

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私は、ここでもさんざん書いていますが
人間が苦手なので例えばどこかで正社員なり
派遣社員として勤務したとして、毎日同じ人と一緒に
仕事をするということがもうできなくなってしまいました。
登録している会社には事務系の派遣は3か月までとお願いしています。
たまに3カ月くらいの派遣は行きますが、当然更新をお願いされますよね。
企業から更新してと言われるのはありがたいことです。
だけど、つまらない会話に加わったりしないといけない一時間の休憩とか
それ以外も、本当に苦痛で、苦痛で、すごいストレスなんです。

私をご存知の方は理解してもらえると思いますが
ぱっと見、にこにこして(自分で言います)非常に愛想がいいです。
だから、表面上は受け入れてもらいやすいんですよね。
でもねーこのブログは本音漏れ漏れ・・・
こんな人間なので、人付き合いが本当にしんどいんですよ。
もう今なんかは死ぬことばかり考えてますから
人付き合いを円滑にしようなんてこれっぽっちも思いません。

人は死ぬ時は一人だし、本当に困った時に誰も助けてくれなくても
仕方がない、それは自分で作ってきた自分の歴史だからと思ってます。
あ、死ぬことばかり考えてるというのは自殺願望とかじゃないですよ。
人生半分過ぎて、未来と考えるより自分の終末の方がしっくりくるんです。
今の暮らしがダイレクトに老後につながる、そんな感じに
日々生きています。

話がそれましたが、本当はもっと稼ぎたいけど
今の自分には短期派遣や、単発のバイトでつなぐのが精一杯です。


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もっと稼いで、猫貯金もして、寄付もして・・・
暮らせたらなって思います。


さて、さっきからちょこちょこ登場するこの猫。

先日恋に落ちたブタ猫です。

あれからまたお手伝いに行ってきました。
今度は一人で行ってきたので、ゆっくり堪能できました
顔はね、似てるってほどでもないの。
でも表情やたたずまいが似てるんです。
行くと、いつの間にかピタッとくっついて寄り添ってきてくれます。
お腹の匂いも嗅がせてくれます。
つい、腕枕で一緒に昼寝もしちゃいました。
そんなことまでさせてくれるんです。
そして、たーくんと一緒でほとんど鳴かない子です。

掃除している間もいつの間にか近くでじーっと見てます。
そのたびに愛おしくて泣けてきて、手を止め、撫でる。

去勢したオスは太りやすいと言いますがこの子はヤバい。
かなり太ってて心配です。

他のシェルターの猫はどうなってるのでしょう
ここの場合は、一日に一度誰かが入るのですが
その時にフードを置いていくんです。
翌日まで足りるように。

ロイカナとかピュリナとかです。
そして缶詰はその場であげて食べ終わったら片付けて帰る。

常にフードがある状態だから、食べ放題で
もりもり食べる子なんかはこんな風になっちゃうんですよね。
猫のこと、よく分かりませんが、良くない環境だなぁと思います。
保護猫だから、おいしいものを沢山食べさせてあげたいというのは
分かります。
それに人間がずっとついてるわけではなく、一日に一回だけ
様子を見に行くという環境なので、やっぱり置きエサは必要ですよね。

でも・・・

こんだけ太ってしまったら体に負担かかるし、膝も悪くする。
心配です。

他の子はそう太ってる子いないんだけどなー
この子はひどい。
抱くとずっしり重く、すでに肉で自分の肛門を舐めることが
出来ていませんでした。

うちの子にしたいなぁという気持ちはいつも抱えています。
でも無理だろうな。

他にも可愛い子が沢山います。

これから猫と暮らしたいという方はどうか
命の期限がある猫や、保護猫を!
思い通りに暮らせなくなるかも知れないけど
それでも、出会って良かったと、猫はそんな日常を約束してくれます。


※ボランティアに資質も何もあるかい!困ってる猫を助けたいそれだけじゃ!
もちろんそうですが、あえて自分に置き換えて使った表現ですのでね~

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# by tidakapa-apa2006 | 2017-10-24 10:02 | ネコ | Comments(2)

人間には猫と暮らす人生と暮らさない人生、その二つしかない。

タイトルは山田稔明さんの名言です。
「猫と五つ目の季節」で、出てきます。

わたしの好きな部分。


「まあ、一番大切なのは心の準備だな。猫を飼うということは
家族が増えるということで、猫は主人が世話をしないと生きていけないし
大事なカーペットに毛玉を吐くし、人間より早く歳を取る。
長い旅行が出来ないとか、猫のために犠牲にしないといけないことも
たくさんある。日常生活が一変するのを覚悟したほうがいい。
それでも、おれは猫のいる暮らしを選ぶけどね」

その言葉を聞いて、僕は猫背気味の背中をすっと伸ばして答えた。

「遊里さん、人間には、猫と暮らす人生と猫と暮らさない人生、
その二つしかない。そういうことですね?」



むさしの猫マルシェに行ってから
聴くアルバムは山田稔明さん。
ずっとずっと聴いています。
いいです すごく。


さて、とよた真帆さんの「もふもふ猫まみれ」読みました。
とよた真帆さん、5匹の猫と暮らしておられて
うち4匹は保護猫だそうで。
困ってる猫を見つけたら放っておけないとのこと。

私も放っておけない。だから出会いたくないです。
卑怯な人間ですが、猫が困ってそうな場所に近づくのが
怖いので近寄らないようにしています。
自分に出来る限界が分かっているから避けて生きてます。
どうしても出会ってしまったらそれは必然なのでしょう。

とよた真帆さんの猫エッセイを読んで
やっぱり先住猫がいる場合新しい猫を迎えることは
難しいのだな・・・と考えさせられました。
猫の性格にもよるんですけどね。


最後に書かれていたこと



これまでにたくさんの猫を見送ってきましたが、
愛する猫を亡くすと、どんなに手を尽くしても
「あのときこうしていたら長生きしたかもしれない」と
自分を責めてしまいます。でも正解は誰にも分かりません。
最終的には「自分は最善を尽くしたのだ」と納得するしか方法は
ないのだと思うのです。

甘えん坊で、私にべったりだったしーちゃんを失った後、
私の喪失感は大きく、一年くらいは気持ちが不安定になりました。
私の場合、猫が死ぬと、自分の中の「何か」が同時に死んで
一緒に天国で付き添っている感覚になるのです。
その「何か」は復活することはありませんが、時間が癒してくれて
思い出になり、次第に「乗り越えたんだな」と思える状態になります。



私の状態はまさにこれなんです。
自分の中の「何か」が死んだ 
だから、こんな風になっちゃったんです。
そうか、一年くらい不安定な状態でも大丈夫なんだと
なんだか安心しました。

友達と会えなくなりました。
傷ついたらどうしようと怖くて不安な気持ちが
襲ってくるようになってしまったのです。


太助のことで、ナーバスになっていた私は普段なら
そんなこと気にもとめなかったのかも知れない
いや、もともとネガティブ思考なのでもしかしたら
太助のことがなくても感じ方は同じだったかも知れません。

闘病中に、今日か明日か、という毎日を送っているときに
「猫ちゃん元気?」というメールをくれたり
亡くなってから一ヵ月も経っていない時
「そろそろ会おうよ」と言われ、
「まだ人と会える状況じゃないからごめんね」と言うと
「まだ泣いてるの?いい加減立ち直ったら」と言われたこと。

猫ちゃん元気?の時には
元気なわけねーじゃん 一生懸命病気と闘ってくれてんだよ
せめて容体はどうかと聞いてくれよと正直腹が立ったし
いい加減立ち直れの時は
そうか 普通はもう立ち直ってる時期なんだ・・・
自分はいつまでも過去にしがみついてダメな奴だと
自分を責めました。

だけどそうじゃないんですよね
分かってます。
彼女が私や猫のことを気にかけてくれていたこと
闘病中何度も会おうよ、と言われ、出かけられる状態じゃないし
そんな気持ちにもなれないと断っていたけど
渡したいものがあると言われたので、家の近所まで来てもらって
会う時間も僅か30分でした。
夫がいてくれたので夫に留守番を頼んで出かけました。

すると煮物を作って持ってきてくれたんです。
多分、ろくなもの食べてないだろうと思ったから・・・と

そんな優しい人なのに
私の心の狭さが、彼女と会うことをどうしても拒否してしまって
今でも会えない状態です。

他の友達にも怖くて会えなくなってしまいました。


こういうことだって、時間が癒してくれるんだろうなって
少し安心しました。
私はおかしいのだろうかと思いもしたけど
おかしくはないのだと。

普通に暮らしてるんですよ 仕事だって行ってるし。
ただ、心が死んでる感じです。猫の事以外では。
頭の中にあるのは猫のことしかなくて今は
猫のことを考えるだけで、なんとか前へ進んでいけてる感じです。

ペットロスって色んな形があるんですね。
自分はこういう風になるんだと。
ばーさんのこともあるし、もう一回こんな経験しないと
いけないんだと思うと暗い気持ちになりますが
それはその時考えます。

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# by tidakapa-apa2006 | 2017-10-21 09:50 | ネコ | Comments(0)

実らぬ恋

保護猫シェルターに掃除の手伝いに行った際、ある一匹の猫に
一目ぼれをしてしまった。

顔の模様は違うのだけど、それ以外の模様が最愛のたーくんにそっくり。
もうびっくりして。

その猫は、体型もぼてっとして見るからに重そうな感じ。
そういうところも似ていたけど、外見が似ていることはよくある話。
色んな性格の子がいるからと自分に言い聞かせ、
おそるおそるそのぶーちゃん猫に近寄り声をかけながら触ってみると
こちらをじーっと見つめながら目を細めてくる。
胸がキュンとなる。

たーくんも私達を見つめてくるとき、いつも目を細めて
ゆっくりとまばたきをしながら、優しく見つめてくれていたから。

シェルターの代表の方に、
「アパさん この子のこと気に入ってるみたいねー」と見抜かれる。

そうなんです 実は夏が来る前に亡くなった子にそっくりで・・・
この子、もしかしておっとりした性格の子ですか?

と訊ねると

「そうなの ものすごくおっとりして穏やかで優しい子」と。

まずい、性格も似ているようだ。

3時間ほどそこで掃除をしたり猫にご飯をあげたりしながら
過ごしていたが、25匹ほどの保護猫がいる中、私はたーくんに
そっくりなそのオスが気になってしょうがない。

愛おしさが抑えきれなくなる。
様子を見ていると、その子にご飯をあげていたら
他の猫が「ワシによこせ」と顔を突っ込んでくるのだけど
そのオスはそっと退くのです。
お先にどうぞ・・・と。

控えめで争いを好まない、自分より他優先なところも
似ていて、たまらない気持ちになる。
思わず、抱き寄せてしまう。

そのオス猫は想像通りものすごく重くて
育ち盛りのオスという感じ。何歳くらいなんだろう。
抱かれてもじーっとしている。

そっとそのオスに
「あなた、私がこの世で一番大好きだったたーくんにそっくり」と
話しかけると、こちらを目を細めてじーっと見つめてくれる。

た、たまらん。

新しい猫を迎える気持ちの余裕なんてまだまだ到底なかったのだけど
この子はどうしたものか・・・たーくんにそっくりすぎて・・・と
短時間の間に色々な考えが浮かんでは消える。

我が家にはばーさんがいるから引き取るのはムリだろうなと。
先住猫を優先してあげないとね。
そのオスは体はすごく大きいけどまだ若いと思うし
高齢のばーさんと暮らすのは難しいだろうし、まず新しい猫を
飼うことは夫が大反対している。

でも・・・

その日家に帰るまでの間、帰ってからもずっとそのオス猫が
頭から離れず、切なくて涙が出てしまった。

そして、意を決して代表の方に
「うちには気難しいばーさんがいるから99%無理だと思いますが
昨日の子、私が里親になりたいといった場合、可能ですか」と
訊ねると、その猫はその方も可愛がっておられて
手放すつもりがないということ。
「お別れが辛いから手放したくない、でもあの子の幸せを思うと
シェルターにいるよりアパさんところへ行った方がいいよね
考えさせて」と言われ、それを聞いてなんかホッとした自分がいた。

だって、もしOKが出たところで99%飼えないだろうから。
私はあのオスに恋焦がれてしまっているけれど
ばーさんの気持ちを一番に尊重しないといけない。

ばーさんは高齢なのに引っ越しにも耐えてついてきてくれた。
腎臓病の薬も毎日2回飲んでくれて感謝している。
そのばーさんにこれ以上ストレスを与えることはしたくない。

本音を言うと、そこまで気に入っているなら
シェルターで育てずにその人のうちで幸せにしてあげて欲しいと
思うけど、その人も預かり猫や飼い猫が沢山いてキャパは限界。
なかなか厳しい現状で。


そして、自分という人間の本性が垣間見えたようで
なんだか嫌になる。

猫好きで、猫はどんな子でも可愛いと言いながら
ぶーちゃん猫に一目ぼれして、心を持っていかれるあたり。
そこには三本足の猫や片目がない子、エイズ陽性で隔離されてる子など
どうせ里親になるならまず優先させないといけない子が
沢山いるのに、里親を希望するのはたーくんにそっくりな
そのぶーちゃん猫のみ。
(何度も書きますが希望したところで飼いたいと思っているのは私のみで
夫は反対、そしてばーさんも反対なので飼うことはムリ)

なんだかんだ言いながら私ってこういう人間なんだなぁと。

猫と向き合うと、こうして自分と向き合うことが多々あって
自分という人間の醜さが露出して、自己嫌悪に陥る。

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# by tidakapa-apa2006 | 2017-10-19 07:47 | ネコ | Comments(6)

むさしの猫のマルシェ 2017.10.15 雨のねこ祭り

ものすごく天気が悪かったです。
しかも寒い。
たーくんにも、普段全く信じていない神様にも
お願いしてみましたが願い叶わず。
たーくんは、猫だし。
雨の日は猫はのんびり寝るだけだから雨でも構わないわけで。
神様だって、信仰心を持たない人間の願いなど届かないであろう。


こんな天気で開催されるんじゃろかと現地に到着したのは12時。
イトーヨーカドーで時間をつぶし12時半に行ってみると
テントテントテント・・・
でも、良かった 開催されるみたい。

まだ準備段階だったのでまずは下見にゆっくりと
ブースを見て回る。
ここに出店されてる皆さまは、猫好きだけでなくて
そのほんの数歩先のところまで見ておられる。
(このイベントの趣旨がそうだと思います)
そういうことを考えながら回っていると
皆さんのことが愛おしくて、雨の中大変ですね、とか
一人ひとり抱きしめたい気持ちになりながら回る。
(キモイオバハンです)

むさしの地域猫の会のブースは大人気でしたねー
常に人が殺到してました。
音楽家の近藤研二さんと山田稔明さんのブースが
ありましたしね。Tシャツ 可愛かったです。




思っていたより小さい規模のイベントで
イベント嫌いな私にとってはこのくらいがちょうどよかったです。
フェスみたいに大きいのってあくまで私の感覚ですが
響かないんです 響いてほしい部分に。


13時になり、少し遅れて絵本の読み聞かせが始まりました。
有名なお話のようですが(実話)私は知りませんでした。

明日もいっしょにおきようね 捨て猫、でかおのはなし。


これは保健所に収容されていた一匹の猫のお話です。
詳しくは書きませんが、絵本で出版されています。

でかおの話ってどんなだろう。とプログラムを見てずっと
気になっていたのでネット検索しようと思えば概要はすべてわかる。
今はそんな世の中です。
でもさ、それじゃつまらないわけですよ。
だから私は当日まで何も知らないまま参加しました。


猫と人間は共生できるはずなのに、人間の都合で
毎日殺処分されています。
その現実と向き合わされるお話ですが、
悲しいだけではありません。
ちゃんと、光はあります。
なので、良かったら絵本を読んでみてください。

私は不覚にも泣いてしまいました。
傘があって良かったです。
泣いてるところなんて夫にも気づかれたくないですからね。


そして、地域猫座談会。


ねりまねこの理事長さん 副理事長さん、むさしの地域猫の会の会長さん。
そして、山下しづ香さんの司会で座談会は進められていきます。


地域猫にまつわる色々なお話をされていました。
寒さのせいで、腰が痛くなり(雨の降る中立ちっぱなしは
ヘルニアに響く・・・)途中意識がもうろうとしかけちゃいましたが
なんとか最後までその場にいることが出来ました。


印象に残ったことを。

ねりまねこさんの
「キャパを超えない」ということ。
ねりまねこさんはすべてお2人だけで動かれていらっしゃるようです。
これはもうブログを読んでいるだけでも、相当大変な事だと思います。
もちろん、ねりまねこさん以外でもむさしの地域猫の会さんだって
私の住む地域のNPO法人だって、個人のボランティアさんだって
みんなみんな大変です。

猫のために動くということは本当に大変な事です。
いずれ書きますが私も今、多頭飼い崩壊に少しだけ関わってます。
そこで涙、怒り、猫の死、色々な問題を見てきました。
どこも限界。
裕福で時間があるから活動してるなんて人はいないんです。
もしかしたら最初は「ちょっとだけお金もある、時間もある。」
だからやってみよう とスタートした人もいるかも知れません。

でも、猫に関われば関わるほどにそんな簡単なことではないと
いうことに気づきます。
どんどん増えていくのです。猫問題が。
そして、お金は足りなくなります。
猫のためにお金を作らないといけない、でもその前に
自分の生活もあります。
ボランティアというのは自分を犠牲にする人もいるかも
知れません。

でも私は「人間としての生活の基盤」が確立していないと
猫も人間も共倒れになってしまうのではないかと思ってます。
実際、時々お手伝いさせていただいている多頭飼い崩壊の件は
最初はスタッフも沢山いたようですが、精神的に参ってしまい
経済的にも、問題を抱え去っていった人もいます。

みな、忙しく、精神的にも経済的にもぎりぎりで
やっておられます。

そういうことをねりまねこさんはおっしゃっていて
自分たちはキャパを超えないようにしている、と
話されていたこと。とても印象的でした。


私が関わった猫ボランティアさんはボロボロで
ある日「こんなにやっていても猫たちは何もしてくれない」と
泣きながら話していました。
その方は経済的にもギリギリ、靴も服も古着でした。
精神的にもボロボロでした。
でも困ってる猫を見捨てることが出来ない、優しい人なんです。
そんな人にそこまで言わせてしまう環境。
完全にキャパを超えてしまったんだと思います。

キャパを超えない
この一線を守ることって、自分を守ることでもあると思うので
深く胸に沁みました。



あと、モチベーションについて。

困ってる猫に出会ってしまった場合どうするかと。

・動物病院や愛護センター、友人知人に相談する

今だったらSNSだってあります。
例えば、ねりまねこさんが実際に行ったことだと
説明してくださったのですが
仕事をしていて、2人とも留守時間が長いので
一日5000円払って動物病院に預かってもらい
夜に引き取りに行くという暮らしをしていたと。
このときの猫は、飼うつもりでそうしていたのか
里親を見つけるつもりだったのか、そのへんは分からないのですが
なるほど、そういう方法もあるなと。

もちろんお金は大変です。
でも、そこで出てくるのがねりまねこさんのお話された
モチベーションです。

ねりまねこさんはすごいですね。
言葉に迷いがありません。
だから、こうして沢山の人の心を動かすのでしょうね。

ねりまねこさんの話すモチベーションとは

困った猫を助けたいけど、賃貸だし仕事もあるし
助けてあげられない どうしよう

その先に進めないようならそこまでのモチベーションだと。

でも、何としてでも助けたい、とひとまず連れて帰ろうと
思ったとしますよね それがその、モチベーションの強さなんです。
そのモチベーションを大切にしてほしいと、
話されてました。(うろ覚えです すんません)
なんだかそれ聞いて、涙が出ちゃいました。


素晴らしいなと思ったのは、みなさん見捨てることを
非難はしません。
可愛そうだけど、自分ではどうしようもなくて、という気持ちを
実感として持っておられるからだと思います。
見捨てることを非難しないし、絶対に出来ることはあるから
通り過ぎないで!ともいいません。
押しつけがないのです。

こういうことが出来る、と情報を提供し相談にも乗ってくださる。
きっと、困ってる猫の事も、困ってる猫に出会ってしまって
困ってる人間のことも分かってしまう優しい方達なのでしょう。


殺処分される猫がいる。
子猫が公園に捨てられている。
交通事故にあった猫がいる。


きっと、猫嫌い以外の人間は胸を傷めると思うんです。
それが人間だと、私は信じているから。
だけど「仕方がない」
そう言い聞かせ、猫にごめんねごめんねと謝りながら
その場を立ち去る人が多いと思います。

だけど、座談会でねりまねこさん、むさしの地域猫の会会長さんが
お話されていたように、自分で何か出来ることは必ずあるんだ、と
私も思います。

猫ボランティアさんは、私たちが仕方がない、と通り過ぎてしまっていたことを
立ち止まり、必死に命を救おうとしてくださっています。
同じ、ひとりの人間です。
ということは誰だって出来ると思うんです。
もちろん、環境が邪魔することはあると思います。
それがねりまねこさんのおっしゃっていたモチベーションではないかと。
どんな環境であっても、モチベーションがあれば
何とかしようと思える。

そのモチベーションを大切にしていただければ、そういう力が集まれば
なんとかなるのではないかと。

そう感じさせてくれた座談会でした。

むさしの地域猫の会さん。

私は預かりスタッフさんや捕獲してくださる方にお任せしてしまって
何も出来ていなくて・・・というようなことを話されてましたが
ねりまねこさんがおっしゃってました。
司令塔がいないと始まらないと 大切な役割だと。
何もしてないなんてことはありません。
ブログを通しての間接的でしか知りませんが、
いつもいつも猫達のために一生懸命動かれています。

私はむさしの地域猫の会さんのブログに
心を動かされた読者です。
ブログで紡ぎ出される言葉の一つ一つがとても好きです。

そして、

最後はライブ。
寒さで正直、夫も私も体が限界で帰ろうと思ってました。
山田さんも本には感動したけど音楽は聴いたこともないし、
YOUTUBEで聴けるやんと。
近藤さんについてもブースでお見かけしたからそれでいいやと。
とにかく降りやまない雨の中ずっとあの場にいることが苦痛で苦痛で。

そう思ったのですが・・・途中休憩でコーヒーを飲みに
カフェに入ったら体が温もり、夫ももう少し頑張れると言ってくれたので
ステージへ。

たーくんが病気になって、旅立ってしまってから
私は音楽が聴けなくなりました。
あんなに好きだった音楽が、です
せっちゃんも、エレカシもハナレグミも・・・CDは埃をかぶった状態です。

心が廃人になっちゃったのかなぁ。
分からないです。

だから・・・
正直、山田さんの音楽も私の敬愛するせっちゃんやエレカシや・・・ハナレグミ
そんな人たちのように心を揺さぶらないでしょうよと。
本と音楽は別だしねと、生意気な気持ちでいたんですが。


演奏が始まってしばらくしてから・・・

じわじわと山田さんの歌声がささくれだった心を
ゆっくりと、しっとりと溶かしていくのが分かりました。

何これ すごい良くない?と夫に耳打ち。

可愛い缶からカラフルなキャンディーが
こぼれ出たような、
青空の下で聴いても、しとしとと降り続ける雨の中聴いても
猫を膝に乗せながらストーブの前で聴いても
どんなシチュエーションにもぴったりくる音楽でした。

とにかくライブの時の雨は降り続けていて
みんなめちゃくちゃ冷えていたと思います。
だけど、そんな悪天候の中集まっている人たちはすべて猫好きなんです。
猫好きなだけじゃなく、イベントの趣旨に賛同している人ばかり。
そんな人たちが集まり、山田さんの歌を聞き、近藤さんの歌を聴き(ふみふみ)
同じ感動を分かち合っている。

その場にいることだけでもありがたく、なんだかまた泣けてしまって
これまた傘があって良かったと。
傘で顔を隠しながら聴いていました。

アンコールもあって最後の最後になんと雨が止む。
山田さん「今?今やむ?」みたいなことをおっしゃってました。


その後私たちは新幹線で神戸に帰らないといけないので
すぐブースに立ち寄り本とCDを買いました。
本は五つ目の・・・は持っていたけど、一冊は誰かにあげたらいいかと。
CDはかわいい猫のイラストのやつにしました。
飾っても可愛いな・・・と。
すごい気に入ったイラストです ぼてっとしたお腹にヒゲの毛穴・・・
はまる・・・

そしてCD

朝からずっと聴いています。
おそらく重度のペットロスかと思われる私は音楽を聴くのが
怖かったんですが・・・
電源を抜いていたCDデッキのコンセントをさしCDを入れる。

良い曲です。

「些細なことのように」

旅立ったポチちゃんのことを歌った曲なのかなー
私は太助を思いながら何度も、何度も聴いています。


帰りは新幹線の中で地域猫に興味がない夫と色々話を。
興味がないのはもうしょうがないことなんでね。


私が関わっている猫ボラさんの話をしたり
ねりまねこさんやむさしの地域の話をしていたりする中で
夫が言いました。

「でも実際のところあの人たちはいくらくらい稼げているのだろう
生活は成り立っているのかな」


何言ってんの!
みんな猫で稼いでなんかいないよ!
今日の収益だってあの人達には一円も入らないと思うよ
活動のための収益にはなると思うけどあの人たちのポケットには
入らないと思うし山田さんだって近藤さんだって
他のスタッフさんだって多分ギャラはないと思う(あったらすみません)

それにみなさん基本は普通に仕事していて
その中でボランティアとして活動してて
猫の保護とかやってて、それが収益になんかなってないよ

と熱く説明しました。

そうか まだこういう認識の人がいるんだなぁと
一番身近にいる夫を見て気づかされたのでした。

私の知ってるボラさんも、猫保護団体さんも
一円にもなってないです。
自分の時間とお金を使い、活動しているのです。
どうしても足りない分は後方支援という形で支援してもらったり。
そんなサイクルでまわっています。

みんなお金は発生していないというと夫はすごく驚いていました。
なんでそんなことが出来るのかと。

猫が好きだから。
猫が好きゆえにその先を見てしまったから。
動かずにいられないのです。
困ってる猫をほっとけないのです。

私だってそうです あんなに好きだった服とかアクセサリーとか
興味ないです。
そんな買うお金あったら猫に使うし、ある程度たまったら
少しでも役立ててほしいと猫に寄付します。
お手伝いだって当然何も発生しません。
それが普通。

誰もが同じように猫を愛してて、自分にもできることを
模索してやっている、そんなことを夫に話しました。

いつか、飼い主のいない猫がいなくなることを
みんな願っているんだと。


このブログを通じて、何か少しでも伝わればいいなと
願いを込めて書きました。

長くなってすみません。

さて最後に昨日買ったものです☆
欲しかった豆皿はゲットしました。
他にも欲しかったのですが、買い占めはいかんと思い
2枚だけに・・・

a0091291_10124595.jpg


それにしても会場の皆さんの猫愛には負けました
皆さん色んな猫アイテムを身に着けておられて楽しかったです。

アナウンサーの山下さんは可愛い猫柄のワンピに靴にも猫がいて、
パンストも猫・・・
傘も猫・・・
可愛かったです 
夫「みんなどんだけ猫好きなんだ」と突っ込んでましたが
そのくらい猫率高かったです ネコの柄シャツを着てる素敵な男性もいたな~

それはどちらで??と聞きたくなるアイテムを皆さん身に着けて
おられてウォッチングも楽しかった!




追記

地域の皆さんが雨の中力を合わせて
一生懸命に作り上げたむさしの猫マルシェを
「規模の小さい」と表現してしまったこと、
自分の配慮のなさに嫌気がさします。
マルシェに携わった皆さま、ごめんなさい。
本来ならその部分は削除するべきだと思うのですが
自分の至らなさをあえて公開することで同じことを
繰り返さないように、と自分への戒めでそのままにしておきます。

そして悪天候は誰のせいでもありません。
自分だけが寒かった、辛かったなどと書いちゃう浅はかさも
これを読まれた関係者の方がいたら、どんな気持ちになるだろうと
いうことも、よく考えたら想像できそうなことなのに
完全にそういう部分が欠如してるようです。
ほんと、申し訳ないです。
こういう部分も私という人間の書いた駄文ではありますが
一部であるので、あえてこのままにしておきます。

不快な思いをされたり、悲しい思いをされた方が
いらっしゃったら申し訳ありません。




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# by tidakapa-apa2006 | 2017-10-16 10:37 | ネコ | Comments(8)

こころの中に猫が棲む

浅生ハルミンさんのエッセイ
とても良かったので紹介します。
とめどなく、涙があふれてきました。


猫で人は変わります。
大げさではなく、本当に。

混雑した駅で人に体当たりされても、
猫の大きいのみたいなものだと思えば腹も立たなくなり、
外でおいしいものを食べているときは
「あぁ私だけ、ごめんなさい」と早く家に帰りたくなります。

猫がぽろりと床に落とすうんちさえ、
かわいいかわいいこんなに丸こいのが上手にできた、
とほれぼれするし、抱っこを嫌がって足蹴にされても
「さすが猫」と気位の高さを尊敬する始末。

こんなふうに、猫が勝手気ままにしていることが、
自分のいちばんの幸せだと思うようになるのです。
やつらが年老いたとき、
ごはんをむしゃむしゃ食べていることだけでもありがたく
この時間が永遠に続くようにと願うでしょう。
これを、こころの中に猫が棲むと言います。


「フン、私はそんなふうにならないからね」
と肩意地を張ったって無駄な抵抗。
猫に籠絡されないひとはいないのです。

猫ってなんて素晴らしいんだ!と鼻息を荒くするのは
人間ばかりで、猫自身は毎日かわりばえがありません。
だからこそ猫の起こす小さな出来事がうれしく感じられるのです。
猫の魅力は言い尽くしがたく、すくってもすくってもなくならない
透明な井戸水のような、単純であって複雑と申しましょうか。
そんな生き物のように思います。



体当たりされて猫の大きいのだと思えば・・・のくだり。
確かにそう思えば腹も立ちません。

私は、そんな奴はいつも心で殺してたんですが
そんなエネルギーももったいないので
「あんな奴でも家に帰れば猫を可愛がっているかも」
「猫好きかも」
そう思えば腹が立たないんです。
なのでずっとそういう風に考えるようにしています。

猫で人が変わるというのは私もそう思います。
私の場合は、猫というよりも太助を失ってから
大きく変わりました。
まず「モノ」に対しての価値観。
雑貨や服、モノが好きでそういうものにお金を
使いまくってましたがなんだかそんなものが
色褪せて見えるようになりました。
猫グッズは別ですが・・・

服も雑貨も今、どんどん処分しています。
興味がなくなりました。
そしてバリ島にも・・・
もう全く行きたいと思わなくなりました。
いつかはまた行くかも知れないけど今はそんなお金あったら
猫に使いたいです。


今は太助がいなくなって、寂しい毎日を過ごしていますけど
それでも「じゃぁそんな思いをするんだったら太助と
出会わない方が良かったか」と訊かれると
そんなことはありません。

太助が私にくれた沢山のこと
大切に胸に刻まれています。
寂しいけど、あんなことがあったなーなんて
決して色褪せることのない太助の思い出は一生残ります。
まだまだ泣いてますけど、それも味わい。

猫は私の人生を豊かにしてくれました。


さて、週末。
天気予報は最悪で、雨です。
むさしの猫マルシェ 楽しみにしてるんですが
晴れますように!!

太助にもお願いしてみようっと。

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# by tidakapa-apa2006 | 2017-10-12 09:05 | ネコ | Comments(2)

むさしの猫のマルシェ 2017ニャンポジウム

ずっと行きたいと思っていた「むさしの猫のマルシェ」
引っ越しをしたばかりだったので、ばーさんが部屋になじんでくれなかったら
心配で留守にすることが出来ないので今年も諦めるところでした。
ばーさん 最初は警戒しておどおどしていたけれども、
ようやく慣れてくれたので行こうと。

しかし、最近になって夫が
「俺は興味がないから行きたくない、外の猫より自分ちの猫の方が心配だ」
と言い出し、拒否されまして。

一人で行ってもいいのだけどまず私は都会が苦手。
先日も東京へ行っていたのですが、すごい人人人でどこへ歩いてゆけば
良いのか分からん。
夫が一緒だったのでなんとかなりましたが、一人じゃ無理だー
そう、私は海外は一人で行けるけど、国内の都会とかは一人では
行けない人間なのです。
いや、まぁ行こうと思えばどうにでもなるんだけど(どっちやねん)


で、夫。
俺は猫と留守番するから一人で行ってきたらと。
一人で行くことは出来ないし、私はその、興味がないという夫に
見て欲しかったのです。猫のことを色々知ってほしいと思って。

昨夜、散々話し合い、どうしても俺は行きたくないと。

「猫は好き?」「猫は好き」
「じゃぁ行こう」「遠いし、引っ越したばっかで行くの面倒」
「猫は好きか?」「好き」
「じゃぁ行こう」「気乗りしない」
「外の猫は好きか?」「・・・好き」
「じゃぁ行こうよ」「行かないって」
そんなやりとりを繰り返した。

じゃぁもういいか・・・絶対の絶対に行きたいならば一人でも行くだろうに
夫が行かないというのなら私も行けない、というくらいの気持ちなんだと
半分諦め「じゃぁ今年はやめておく」という結果に。

しかし今朝になって「ひどいことを言ったと思って眠れなかった」と夫。
そうなのです 夫はこういうところがあるのです。
非常に心の優しい人間で・・・
私に冷たい態度をとってしまった と気にして眠れなかった様子。
で、「行こう!一緒に行こう」と言ってくれたのだ。

めでたしめでたし。

猫と暮らすようになって自然に外の猫の事にも目が行くようになった。
猫にまつわる様々な事。

知らなかったら、きっとこんなに胸をいためることなどなく
もっと幸せに暮らせただろうと思う。
誰だって嫌なものは見たくないし、知りたくない。
そういう考えの人に、無理強いはしたくない。

私が今していることは、ほんの少しだけ多頭飼崩壊のおたくに
関わっているのと(関わるというとおこがましい程度の手伝いです)
あちこちで頑張ってくださっている猫ボランティアさんへ支援をすること。

最近は支援したいところがだんだん増えてきて、そうなると
私はお金持ちでもなんでもないので支援内容が分散されてしまって
一か所への支援が少なくなっちゃうんだけど、しないよりはいいかと。

で、夫には私が行っていることはあまり話していない。
小銭が沢山入っている貯金箱を見て「このお金なに」と聞かれたときに
「服を売ったり色々したお金がある程度たまったら猫ボラさんへ寄付してる」
そういう風に説明するだけ。

殺処分とか虐待とか、同じように胸を傷めてくれるし怒ってくれるけど
その先に進むことはない。
でもそれを責めることはしないし、それはそれだと思っている。
例えば、私の猫に対する思い、なぜ支援を行うのか、とか夫に話すことは
たやすいけど、夫が聞いてもこないのに話すことは押しつけではないかと
思ったりする。

そりゃ夫も同じようにそういうことに関心を持ってくれたら
いいなって思うけど、でも大きな意味で私のしていることを
認めてくれているような気はする。
例えば、生活費を犠牲にして猫フードを買って送ったりしていることを
知ってるけど何も言わない。
仕事があるのに休んで、猫のボランティアに行くことを責めない。
それでいいかと。

で、ニャンポジウムは私自身がねりまねこさんや、むさしの地域猫の会の方の
話を聞きたいと思っているのと、猫と五つ目の季節を書かれた山田稔明さんを
一目見たいと。
ミュージシャンなんだそうで(知らずにすみません)いつもの私なら
まずはYOUTUBEですぐ聴いてみるのだけど太助を失ってから
どうも音楽を聴く気持ちになれず。
だから当日CDの販売もあるそうなのでそこで購入して音楽を
聴けるようになったらいいなと思って。

少なくとも夫は、ペットショップ反対、であるとか
人間の都合で外猫の殺処分は許せない、とか
そういう部分は持っている人なので、行ってみたら何か
伝わるのではないかなと思って。

別に、夫に何かしてほしいわけじゃない。
ただ、知ってもらえたら嬉しいなって。
そして私も知らないことが沢山あるから知りたいし感じたい。

私は本当に猫が好きだ。
頭の中は猫だらけ。



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# by tidakapa-apa2006 | 2017-10-06 12:30 | ネコ | Comments(0)

たーくんの思い出

a0091291_14025352.jpg
今日は太助の4回目の月命日です。
そうか 太助がいなくなって、まだたった4カ月しか経っていないのかと
時間の流れのあまりの遅さに嫌気がさします。


長年住んでいたところから引っ越しをしました。
太助との思い出が沢山沢山詰まっていた部屋。
とうとうお別れ。
退去の日には何もなくなった部屋のあちこちに挨拶をしてきました。
長年住まわせてくれてありがとう。
太助と一緒に楽しく過ごせました。
太助はここが好きだったんだよなどと話しながら。一人で。

引っ越しするにあたり、いろんなものを捨ててきましたが
このボロボロの椅子はどうしても捨てることが出来ませんでした。
インテリアどころじゃない。
ボロボロ。
犯ニャンは太助です。

あの猫は、言っちゃ悪いが(笑)癖が悪かったです。
爪とぎ用に準備したものには目もくれず、畳、椅子、私の服や
カバンなど、自分の気に入ったものだけに爪とぎをしました。

やめさせたら良かったのだけど、あまりに気持ちよさそうにするものだから
椅子なんかはまた買えばいいか、じゃぁこの椅子はあんたにあげる、と
太助の爪とぎ兼椅子になりました。
合計4つの椅子。

引っ越ししたら小さいテーブルに椅子を2つ買う予定でいましたが
テーブルを捨てることは出来てもこの椅子はダメでした。

太助の思い出だから持って行こう
そして向うでも使おう、そう思い一緒に。
まぁ上から布とか張り替えて使うかもしれないけど
当面はこのまま使うつもりです。
触ると、見ていると、太助が気持ちよさそうに爪をとぐ場面が
浮かんできて、ちょっと切ないけど、でも、嬉しい。

a0091291_14124870.jpg

この脚立の傷の犯ニャンも太助です。
これも新しく買うつもりだったけど、やっぱりこのまま
使い続けることにしました。

いつまでも、太助は一緒です。
心の中にいつもいる、というのもあるかもしれないけど
こうして形に残すことでよりいっそう近く感じることが出来ます。
太助が最期に息を引き取ったあと、自然に流れ出た尿がしみついたクッションも
洗わず、大切にとってあります。全く臭わないからそのままにしていようと。

色んな、大切な太助の思い出です。

先日、夫と話をしていて、
楽しい会話の中に急に太助の話題が出てきて
駅のホームで「突然そんな話しないでよ・・・」とまた泣いてしまいました。
どういう涙なのか分かりません。
悲しいとかそういう種類ではないと思います。
ただ、切なくて愛しくて、会いたくて。
いつも思っているから泣けてしまうのでしょうね。

それでも、少しづつ私は元気になりつつあります。

引っ越しでばーさんがどうなるか心配だったけど
ようやくばーさんは慣れてくれた様子。

ばーさん 新しいおうちで3人で仲良く暮らそうね。
これからもよろしくね。


a0091291_14202482.jpg

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# by tidakapa-apa2006 | 2017-10-03 14:26 | ネコ | Comments(2)



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